読書録:「リーダーシップの旅〜見えないものを見る〜」野田智義 金井壽宏
生まれついてのリーダーなんていない。
苦しくて、不安で、それでも未来を見たくて、もがき、進んだ先に、新しい世界が見えてくる。
そんなのっぴきならない状況の中で、覚悟を持って進む。そうするうちに、自分の夢がみんなの夢になって、フォロワーが生まれて、リーダーとして成っていく。
今回は、「リーダーシップの旅〜見えないものを見る〜」野田智義 金井壽宏を読みました。
この本は、著者の研究や経験を通して、リーダーシップとは何か?どのようなプロセスを経てリーダーシップを体得するのか、を教えてくれる本です。
〜印象に残った箇所〜
・リーダーシップの旅を始めた時点では、まだ誰もリーダーではない
・生まれついてのリーダーはいない
・リーダーのリードザセルフによって行動する際に発せられるエネルギーにあてられて、フォロワーが生まれる
・ 私の夢が、みんなの夢になる
・リーダーシップは、フォロワーを生み出すプロセス。フォロワーがいなければリーダーシップは成り立たない、は甘え。チームのリーダーにアサインされたからといって、真のリーダーシップには成っていない。そこからの行動で、真のリーダーになる。
・未知の世界を目指す旅で、やがて行程が安定しすると、人は落ち着きを求めるようになる。旅の目的が、旅を守る旅になってしまう。
・今いる場所に本当の自分はいないと考えてしまったのでは、「自分探しそのもの」
・そこに留まって挑戦することも、できる
・立ち止まり、自分と対峙し、挑戦を続けることもできる
・自分の内面から湧き上がる力、ウィルパワーが、不確実な未来に向けて一歩を踏み出すために必要な力
・場には、良い匂いのする場と、悪い匂いのする場がある。
・現代人に必要なのは、内省する場と時間
・心からの熱い思いがあり、なにか実現したいと夢や志を真剣に語る人に、周囲の人々は力を貸してくれる
・リーダーシップは、自分の生き様
〜忘れたくないこと〜
わしは、奮い立たせられる、頑張らねば、と自分が鼓舞される匂いのする場を作りたい。
過去から未来へ、なりたい自分に想いを巡らせ、切磋琢磨する場。
もらったギフトを、誰かに返したい。