読書録:「採用基準」 伊賀泰代
あなたはいつまで、誰かが決めてくれるのを待っているんだい?
今回読んだ本は、伊賀泰代さんの「採用基準」です。
この本は、
①『リーダーシップは、リーダーだけでなく全ての人間が持つべきものである』
②『リーダーシップを持つこと、すなわち、自分の人生の舵を自分で握ると、めっちゃ楽しくなるよ』
ということを、さまざまな事例を交えて伝えてくれます。
私はこの本を読んで、
自分がいかにリーダシップを持たず、安全な場所から自分の人生を眺めているんだ・・
と驚愕しました。
早くこの本に出会えばよかったと思うし、逆に、今、コーチングを学んでいるからこそ響く内容だったな、とも思います。
いずれにしても、人生は、出会う時に出会うべくして出会うもの、なんだと思います。
だから、今、この本に出会えてとてもよかったと思いました。
以下、感想です!
①『リーダーシップは、リーダーだけでなく全ての人間に必要不可欠な要素である』
いや、、リーダーシップなんだから、リーダーが持てばいいでしょw って思いませんでした?
私も思ってました。
でも、リーダーシップは、全ての人間が持つべきもの、なのです。
◆リーダーシップを持つってなんだ?
・成果にコミットする、組織の輪よりも成果を出すことを優先する
成果を出すために、自分のなすべきことを考えるのが、リーダーである。その中で、たとえ他部署に口を出すことになったとしても、自分の使命は組織の成果にコミットすることなんだ、と思い実行すること、これこそがリーダーシップ。
日本で、リーダーシップを取ろうとする人が、周りの協力が得られず孤立したり、批判にさらされたりしがちなのは、自らのリーダー体験を通してこれを理解している人が少ない、からだそうな。
批判するのは、安全な岸から眺めてる人だけなんだな。自分で泳いでみろ!全部受け止めてみろ!ってことか。
すげえ。
・何度も繰り返し、粘り強く同じことを語りかける
グローバルでも、グローカルでも、完璧に同じ考えの人っていない。はじめ、同じ方向を向いて走っていたとしても、少しずつずれてくる。
それを、ずっと同じ方向を向いて走ってると思ってた、失敗しちゃった・・というのは、リーダーの怠慢。
言わないのは、思ってないのと同じ。伝わっている、理解してくれているはず、は絶対にダメ。
リーダーは何度も伝える。
・ポジションをとる
ポジションを取ると、いいねと、NOがはっきりする。すると、問題点が浮かび上がり、ではどうするか?を考える、「ステージ」が変わる。
景色が変われば、やることが変わるのだ。だから、素早く、ポジションを取るのだ。
いつまでも決めないのはよくない。決断しなければ、次のステージに進めないのだ。
・リーダーは、目立ちたがり屋がやるポジションだ
泣ける。自分もそう思っていた節があるから、本当に反省したい。
これまでも、そういう経験はあったはずなのに、どこかでそう思ってた。リーダーって、本当に大変だし、嫌なことがたくさんある。
だからこそ、すごい、応援しよう、って思いたかったのに、恥ずかしい。
なんとしても成果を出す、その重圧をリーダーは受けているのだ。良いことも悪いことも、全部自分で引き受けるのだ。
そんな覚悟を背負ってリーダーを引き受けることの意味をもう一度考えたい。
そして、自分自身もリーダーシップを発揮したい。
②『リーダーシップを持つこと、すなわち、自分の人生の舵を自分で握ると、めっちゃ楽しくなるよ』
・自分が実現したいと思える世界を、自分で実現できるようになる
ちょっと足りないものがあっても、改善すればいい
ないなら作ればいい
こんな風に思えるようになるってすごい。
リーダーシップを取ることって、自由だ。
もちろん、大変なこともあるし、リーダーシップを取りたいなんて思わない人がいるってのもわかる。
でも、ああいいな、って憧れて、よーしやってみよう!って思える。
良いことも、悪いことも、全部自分で引き受ける。リスクをとって自分の進む道を決める、覚悟を持つ。
リーダーシップってすごい。
リーダーシップを取るって、自由だ。
◆これから自分が考えたい部分
・自分らしい、リーダーシップの取り方
・自分が目指したいリーダーの姿